【 アーリー(初期)・ニューイングランド・コロニアル様式の特徴 】
初期のコロニアル様式では、装飾を一般的に使われることはあまりありませんでしたが、例外的に2つ程あります。その一つに、右の写真の様なドロップと呼ばれるもので、2階の床が1階の壁面より突き出したいるため、その突き出した部分に写真の様な木製の装飾を施しています。何故この様な構造になったかと言うと、2階の突き出した床部分を軒変わりにして、雨や日射から守る事を目的に考えられたようです。言わば水切り変わりの様なものです。
もう一つは、室内の熱効率を最大に高める目的で、暖炉を住宅の中央に配置したことから、煙突が屋根の中央部にありその煙突を石やレンガで化粧したことです。
当時の北部の住宅では、ほとんど暖炉は家の中央部に配置せれています。今のように温暖化の影響もなく、気温も低かったので暖炉は生活の必需品であり、ちょろちょろと燃える炎は故郷の英国を思い出させる、ノストラジックな一品だったのでしょう。
当時の標準的な住宅の平面図です。中央の黒塗りの部分が暖炉です。互いに背中あった暖炉の煙道が外部の煙突棚(煙突)で集中されています。

