昨日、住宅生産性研究会での定期借地権についての勉強会に行って参りました。フランスなどでは100年定期借地権が当たり前ですが、担保価値を建物に据えているヨーロッパの国民と異なり、戦国の世から日本では土地に担保価値を見出している国民にとって、借地権は生涯、土地が自分の所有とならない事に、大きな戸惑いを感じる人が多いのが現実です。しかし今後の日本、いや世界経済を考えると、給料所得の目減りして行く傾向や少子高齢社会を考えると、住宅所得において土地取得にかかる費用が、生活に大きな負担となって行く事は目に見えています。要するにローンの借り入れが頭打ちとなって、住宅建設に思い通りのコストをかけらず、結局大きな “ 妥協 ” を選択する羽目になるということです。定期借地権の場合、土地は地主から70年~100年と言うサイクルで借りるので、初期に発生する取得費用が掛からないため、ローンの借り入れ額が抑えられます。月々に支払われるお金は、取得した場合に比べ15,000円から20,000円程少なくなり、土地にかかる不動産取得税や固定資産税がありません。又地主にとってもこれらの税金はかなり減額される上、決まった地代がちゃんちゃんと入り、孫、ひ孫の代には土地が戻ってくると言うシナリオです。今のローン制度では、かなりの制約がありますが、今後政府がやる気をだしてこの問題に取り組めば、これまで以上に豊かな住宅を取得できるのではないでしょうか。
