Posted in 世界の住宅事情

☆アルルの古代遺跡とその町並み☆ 【世界の住宅事情】

掲載日2009 年 3 月 19 日

☆アルルの古代遺跡とその町並み☆

アルルは、ビンセント・ゴッホの跳ね橋で有名な土地で、全体がプロヴァンス地方の豊かな田園地帯である。その豊かな環境を画家ゴッホが愛して多くの絵画を画いた。その土地の生み出す文化が、現代の人々に故郷を感じさせる郷愁のデザインを提供し、人々を惹きつけている。ゴッホ 「夜のテラス」アルルの町は、ゴッホの跳ね橋からあまり遠くない所にあり、中央には市役所の広場、それを囲んで古い時代からの建物が並んでおり、そこから古代ローマ時代に造られたコロシウムへと町並みがつながっている。コロシウムは現在、全面的に改修され、その頂上からは、全体としてアルルの町を我が町と感じさせる存在感がある。この町は、古代ローマのジュリアス・シーザーが軍事拠点として長い間滞在していたところでもあり、それだけ当時も、この地方のなかで重要な位置を占め、かつ、居を定めるに適した環境を持っていたと考えられる。人々が自分の町という帰属意識を持つことが出来る都市には、その町自体の生い立ちの中で、多くの人々を魅了した土地自体の持つ優れた特性やそこで育まれた文化がある。そのような理解が現代の世界の都市開発において共通したものになっており、都市開発に取り組むにあたって、その土地の自然環境やそこで生まれた文化について、長い歴史を遡って調査し、人と風土や文化がつくってきた環境をもう一度整理し、それを開発の基本コンセプトにすることが、欧米では一般的な開発の方法となっている。 地中海地方の赤い屋根
現代日本の人々の心を掴んでいるプロヴァンスのデザインの代表的なものとして、アルルの町並みやそれを構成している住宅について、その歴史に遡って見聞することができたことは、今後の都市や住宅地づくりに大いに活用できると思われる。 
エクス アン プロヴァンスは、同じくジュリアス・シーザーがこの地方を現在プロヴァンスと呼んでいるように、古代ローマの地方行政拠点(プロヴァンス)として拠点を置いたことから、土地の名称にもなっているほど、古代ローマにおいて重要な拠点であった。この地方の土壌にはボーキサイトと酸化鉄とが産出されるため、その土壌を焼いて赤瓦やレンガで住宅や建築物を造ったことから、屋根外壁の全てが赤系の色で造られている。現在では、住宅建築の基本構造はコンクリートブロックで作られているが、その上にはこの土地の色を使った漆喰が塗られており、新しく造られる住宅建築も、全て昔からの住宅建築と一体として調和した景観を創り出している。

参考文献 HICPM

☆アルルの古代遺跡とその町並み☆ 【世界の住宅旅行記】

☆ゴッホの「夜のテラス」の実際の風景☆ 【世界の住宅旅行記】

☆アルルへ行く途中☆ 【世界の住宅旅行記】

 

 




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